規格判に比べて小さめな瓦のサイズとして小瓦と呼ばれているのが「80枚判小瓦」です。
目線に近い場所に使用され、装飾的要素が大きいので、より美観性を高めることが出来ます。

一坪(畳約2枚分)当たりの所要枚数が約80枚で、規格判(一坪当たり約53〜56枚)よりも小割感があり、大きすぎず違和感がなく、小さいからこそ用途多彩に使用することが出来きます。

部材及び構造によって重厚さと軽快さのどちらをも表現することができ、本格的な和風からモダン的な建築物、また和洋の建築様式を超えたオリジナリティあふれる建築物まで、創造性に応える豊かな演出力を発揮します。

用途はさまざまですが、屋根はもちろん、塀・門・庇などのエクステリアやお堂や鐘楼、茶室等によく使用されます。

また、限られた空間の商業施設や店舗ファサードを装飾することによって、ワンランク上の品格を与え、その佇まいをひと目で認知させる力があります。