美しい白銀色のいぶし小瓦は、年月が経過することで黒色に色調が徐々に変化していきます。
そのいぶし小瓦を、家屋のヒサシ・塀の葺き替えや修繕、文化財や古民家の再現などにそのまま使うと、銀色がピカピカと目立ち、外観の雰囲気を大きく変えてしまいます。
それらを克服する為に、色相の変化も少なく、芯まで同じ色相で焼しめた瓦が生み出されました。





いぶし瓦よりも高温で焼成することで、高い強度を実現し、耐久性はもちろん摩耗にも強く、表面に傷がつきにくく施工もしやすくなりました。





分業制で製造される淡路瓦は、各窯元より軒瓦や袖瓦などの白地(焼成前の瓦)を個別に仕入れて焼成しています。
その為、各窯元による粘土の状態や、成型、乾燥工程などの条件が同じではないために、品質が不安定になるのが一般的です。
 しかしマルアサでは、受注から各製品の成型・乾燥・焼成まで、すべて自社工場のみで一貫生産し、品質管理をすることで、安定した品質で商品を提供しています。